アストーリとともに戦うフィオレンティーナ【写真:Getty Images】
フィオレンティーナは、リーグが決めたルールに従う意思がないようだ。イタリア『スカイ』が、同クラブのMFクリスティアーノ・ビラーギのコメントを伝えた。
イタリアでは昨季まで、キャプテンマークのデザインに決まりはなく、各クラブが試合ごとに異なる物を巻いていた。だが、今季からはリーグで共通のものを使うことが決定している。
だが、これに反発する動きも多くあり、ローマのMFダニエレ・デ・ロッシなどが指定のキャプテンマークではないものをつけて話題となっているところだ。
デ・ロッシと同じようにこの新ルールに反発しているのがフィオレンティーナで、主将を務めるDFヘルマン・ペセジャはウディネーゼ戦でキャプテンマークを掲げて周囲にアピールした。
ペセジャが掲げたキャプテンマークには「DA13」の文字。昨季途中に急死した同クラブの元主将、ダビデ・アストーリのイニシャルと背番号である。
イタリア代表に招集されているビラーギは、「ペセジャがつけている僕たちのキャプテンマークは、説明不要のものだ。ダビデ・アストーリのキャプテンマークは手出しさせない。罰金を科すというなら、僕たちが払うよ」とコメント。ルール違反はチームの総意のようだ。
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