堂安律【写真:Getty Images】
日本代表は5日、札幌市内で合宿3日目のトレーニングを行った。
前日チームに合流しこの日が本格的な練習となったMF堂安律は「全然緊張しなかった。普通にサッカーしてるような感覚で、ちょっと新鮮だなっていう気持ちでやらしてもらいました」と振り返った。
3-4-2-1のフォーメーションの場合、堂安はシャドーでの起用が予想されている。チーム内にはライバルが多くいるなか「やっぱ得点のところで、フローニンゲンでプレーしているよりゴールに近くなると思いますし、そこは自信があります」と昨季10得点を挙げた決定力をアピールする。さらに「点を取らないとここにいる意味がないと思ってますんで」とあくまで得点にこだわる姿勢を見せた。
6月に開催されたロシアワールドカップではフランス代表のFWエムバペや韓国代表のFWイ・スンウといった同じ年のプレーヤーが参加していた。堂安は「彼らが10番付けている姿を見て、技術だけじゃなくメンタル的にも素晴らしい選手だなっていうのは思わされました」と大きな刺激を受けたようだ。
フローニンゲンでは2季目となる堂安。同じオランダから世界に飛び立った本田圭佑と比較される事について「あまり人と比較されるのは好きじゃないので」と語る一方で「そういう素晴らしい選手と言ってもらえるのは嬉しいですし、そういう選手に追いついて追い越していけるように頑張りたいです」と自らもステップアップも見据えているようだ。
初の代表で背番号は21に決まった堂安は「いい番号もらえれば最高でしたけど、ただ、21番でもいい選手がいるなって思わせたいなと思います」と今回の試合でアピールし「結果残してから」と前置きしつつも将来的には背番号10を目指すようだ。また「メッシっぽい感じですか?メッシはちょっと求めすぎなんで」と笑いながらも「メッシに追いつけるように頑張ります」と意気込みを語った。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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