デンマーク代表【写真:Getty Images】
デンマークサッカー連盟(DBU)は4日、UEFAネーションズリーグに臨む代表メンバー24人を発表した。
ロシアワールドカップでベスト16まで勝ち進んだデンマークは、深刻な出遅れとなっていた。デンマークの選手会とDBUの間で選手の個人スポンサーなどをめぐる権利関係についての交渉が合意に達しておらず、代表チームに選手を招集できない事態となっている。
そのため、代表発表が遅れていたが、ついにタイムアップとなり、「苦肉の策」をとるしかなくなった。
トッテナムのMFクリスティアン・エリクセンやレスター・シティのGKキャスパー・シュマイケルといった主力は招集できなかったほか、国内トップレベルの選手もメンバー外。結局、デンマーク3部と4部の選手に加えて、2016年のフットサル・ワールドカップで活躍した4選手を集めた。
DBUの幹部であるキム・ハルベルグ氏は、「デンマークサッカー界にとって今回の代表戦2試合は非常に重要で、24人の選手が参加に同意してくれたことをうれしく思う」とコメントしている。
UEFAネーションズリーグはEURO2020予選の一部も兼ねるため、デンマークサッカー連盟としては試合を開催できないという事態だけは避けなければいけないようだ。
苦戦必至のデンマークは、5日にスロバキアと国際親善試合を行ったあと、9日にウェールズと対戦する。
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