マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、スペインでの脱税疑惑問題により、執行猶予付きの禁固1年の刑を受けることで合意に達したようだ。スペイン紙『エル・ムンド』が4日付で伝えている。
モウリーニョ監督は2010年から13年までスペインのレアル・マドリーの監督を務めていた。その際、2011年と12年に得た肖像権収入により本来支払うべきであった約330万ユーロ(約4億2400万円)の税金を脱税したとして昨年6月に起訴されていた。
モウリーニョ監督は罪を認め、禁固1年の刑を受けることで和解に達したとみられている。スペインでは初犯で2年以下の刑の場合は執行猶予が付けられることが通例であるため、モウリーニョ監督が実際に収監されることはないという見通しだ。
また、モウリーニョ監督は約67万ユーロ(約8600万円)の罰金も支払うとのこと。脱税分と追徴課税、利息としてすでに支払った金額と合わせ、総額で約500万ユーロ(約6億4000万円)を支払うことになるとみられている。
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