清水エスパルス【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第18節の延期分の試合が29日に開催され、横浜F・マリノスと清水エスパルスが対戦。アウェイの清水が2-1の逆転勝利を収めた。
もともとは7月28日に開催が予定されていた試合だったが、台風12号の影響で延期。1ヶ月遅れの開催となった。
ホームの横浜FMは前半2分、CKからのボールにDFドゥシャンが合わせて先制。だが清水も27分、松原后の左からのクロスに合わせた金子翔太の今季9ゴール目で同点に追いつき、1-1の同点で前半を折り返す。
後半立ち上がりの49分には金子からのクロスを受けたドウグラスが胸トラップから華麗なジャンピングボレーで逆転のゴールを突き刺す。結局このゴールが決勝点となり、清水が6試合ぶりの白星で11位に順位を上げた。横浜FMは15位で変わらず。
なお、前節のヴィッセル神戸戦でJ1初ゴールを決めた横浜FMの久保建英はこの試合でも先発したが2試合連続ゴールはならず。56分に交代してピッチを後にしている。
この試合に臨む清水には、今月死去した「ちびまる子ちゃん」作者のさくらももこさんへの思いがあった。清水出身のさくらももこさんがエスパルスのクラブ創設20周年の際に描いた記念イラストと、ちびまる子ちゃんの人形がこの日の試合のベンチには置かれていた。
選手たちは喪章をつけてピッチに立ち、観客席にもちびまる子ちゃんの絵などを用いたフラッグが数多く掲げられていた。試合後には、清水はツイッターの公式アカウントで「応援してくださった皆様、そしてさくらももこさんと共に掴んだ”勝ち点3″」とコメントしている。
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