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日本代表 6年前

U-20W杯優勝、ヤングなでしこの10番・長野風花。大好きなサッカー、全ては「世界一」のために【インタビュー】

text by 舩木渉 photo by Getty Images, Wataru Funaki

「これからの自分、何もかもが楽しみ」

長野風花
試合前に左胸に手を当てて必ず精神統一をする。長野風花はなでしこジャパンでの世界一を目標に掲げる【写真:Getty Images】

――意地悪な質問ですが、逆に「できないことはもうない」と感じる時は来ると思いますか?

「できていないことがないと思う時は来ない。これから先も絶対にないと思います。今までもそうでしたけど、私の場合は今できていることと、できていないことをノートに書いて、できていないことに向かって練習していって、課題を克服していきます。結局、そんなにすぐできないことができるようにはならないから、明日になって『できていました』ということは絶対にないし、それって時間がかかることですよね。本気で取り組まないと、その課題はなくならないから。

今までの課題があったとして、それを克服してできることが増えていく一方で、ワールドカップに出ました、韓国リーグに来て新しい環境になりましたとなった時に、また別の課題が見つかっていくと思います。できないことがなくなる瞬間がなくなるのか、考えたことなかったですけど、もしなくなったとしたらサッカー辞めますね」

――満足してしまったら終わり。

「そんな日は来ないと思いますけど、そうなったら自分の楽しみがなくなりますね。今はまだまだ成長できると思うし、成長した自分がすごく楽しみだから。課題に直面して落ち込むのではなくて、逆に楽しみなんですよ。それがなくなったと考えたら、何でもできちゃうじゃないですか。だからつまらない」

――今後も挑戦が終わることはなさそうですね。成長した先に何が見えるかは楽しみです。

「私も自分がこれからどうなっていくか、すごく楽しみです。どうやって成長していくのかは自分しだいだと思っているので、世界のトップレベルと戦ったらどこまでできて、またそこで課題が見つかって、成長していって…本当に楽しみです。世界一を獲るまでの道も楽しみですし、通用しなくて落ち込むこともあるけど、それも含めてサッカーだから。何もかもが楽しみです」

☆インタビュー前編はこちら☆

(取材・文:舩木渉、取材日:2018年5月26日)

【了】

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