バジャドリーの本拠地ホセ・ソリージャ【写真:Getty Images】
現地時間25日に行われたリーガエスパニョーラ第2節の試合でバジャドリーとバルセロナが対戦し、アウェイのバルサが1-0で勝利を収めた。だが、この試合のピッチがあまりにも劣悪な状態だったことが問題視されている。スペイン『マルカ』紙など複数メディアが伝えた。
試合は昇格組バジャドリーの本拠地であるホセ・ソリージャで開催。ピッチ上の芝はところどころ剥がれてめくれ上がり、選手たちはボールの不規則な変化に苦しめられることになった。
バルサの選手は試合後、口々に敵地のピッチコンディションを批判した。DFジェラール・ピケは「ピッチに苦しめられた試合だった。恥ずべきことだ。サッカーをプレーするのに適していなかったし、選手には負傷の危険もあった」と『モビスター』にコメントしている。
「試合をアメリカで開催し、スペイン国外に商品を売りたいと思うのなら、まず先にここで起こっていることに目を向けるべきだ」とピケ。リーガが史上初の公式戦国外開催に向けて動いていることにも言及して改善を求めた。
「世界最高のリーグがこんなコンディションで行われているのは残念なことだ。サッカー場というよりもビーチのようだった」とチームメートのMFセルヒオ・ブスケッツも声を揃えている。
スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、バジャドリーへの処分を検討するため調査を開始することを明らかにした。「ホセ・ソリージャの芝の状態は明らかにリーガ開催の要件を満たしていなかった。責任を追及するため調査を開始する」と公式ツイッターで投稿している。
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