ファブレ監督は香川をどのように見ているのか?
RBライプツィヒは、コンパクトな守備ブロックと連動したプレッシングでボールを奪い、早い切り替えから8~10秒以内にシュートまで持っていくことを徹底している。
フュルト戦でドルトムントは、13分や48分の場面のように、不用意なパスからカウンターを招くシーンが散見された。ライプツィヒはこうしたボールロストを抜け目なく狙ってくるだろう。そしてそこからゴールに直結させる力は、フュルト以上のものがあることは、ブンデスリーガでどんな結果を残してきたかを考えれば明らかだ。
24日の会見では、ファブレ監督も開幕戦の相手について「とてもコンパクトにプレーし、高い位置でプレスを掛けてくる」と指摘。ドルトムントとすれば、まず不用意なボールロストを避けることは、対RBライプツィヒ戦における最低条件と言えるだろう。そしてチームが発展途上であることを踏まえれば、フュルト戦に続いて、運の力も必要とする総力戦になるのではないか。
また、その会見ではファブレ監督が、香川真司について言及。フュルト戦ではメンバー外となった日本代表MFを、スイス人指揮官は「9.5番、10番として考えている」と明言。ファブレ監督は「彼のクオリティ、彼が何をできるかは知っている」とも述べている。香川は、新監督の中で少なくとも構想外になっていないようだ。
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