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選手襲撃事件のスポルティング、ドタバタ続く…9日で解任の前監督が訴え

text by 編集部 photo by Getty Images

シニシャ・ミハイロビッチ
シニシャ・ミハイロビッチ氏【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部のスポルティングCPのドタバタはまだおさまらない。今年6月に解任されたシニシャ・ミハイロビッチ前監督がスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えを起こしたと、25日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。

 事の発端は今年5月、タッサ・デ・ポルトガル決勝のアヴェス戦に向けて選手たちがトレーニングを行なっていたアルコシェテの練習場に、マスクを被って顔を隠したフーリガン約50人が侵入。選手やスタッフが襲撃され、バス・ドストは頭部を裂傷し、GKルイ・パトリシオやロドリゴ・バッタグリア、ウィリアム・カルバーリョ、ジョゼップ・ミシック、マルコス・アクーニャなども傷を負った。事件後、複数の選手がクラブに契約解除を求める声明を発表している。

 そのようなドタバタの中で、6月18日にスポルティングCPの指揮官に就任したミハイロビッチ氏。しかし、たった9日後にクラブから解任された。同メディアによると、不当に解雇されたとしてスポーツ仲裁裁判所に異議申し立てを行なっているという。フーリガンの襲撃事件だけでなく、クラブの体制にも問題がありそうだ。

【了】

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