リバプール【写真:Getty Images】
リバプールは昨年から今年にかけて20億ポンド(約2850億円)というサッカー界“史上最高額”でのクラブ買収オファーを受けたが、現オーナーはこれに応じなかったようだ。英紙『デイリー・メール』などが伝えている。
リバプールの買収を試みていたのはUAEのロイヤルファミリーの一員であり、莫大な資産を有する実業家のシェイク・ハレド・ビン・ザイド・アル・ネハヤン氏。マンチェスター・シティのオーナーであるシェイク・マンスール氏のいとこだという。
シェイク・ハレド氏は2017年末から今年にかけてリバプールのオーナーであるフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)に接触。クラブ買収に向けたオファーを出したようだ。
買収額として提示されたという金額は20億ポンド(約2850億円)。FSGが2010年にクラブを買収した際の金額は3億ポンド(約429億円)だとされており、その6倍以上の提示額ということになる。
実現すればサッカー界のクラブ買収としては史上最高額となるものだったが、取引は成立しなかった。だがFSGは引き続き積極的に投資パートナーを探し続けているという。
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