バルセロナ【写真:Getty Images】
史上初の他国開催となるリーガエスパニョーラの試合として、今季第21節のジローナ対バルセロナ戦が選ばれたとみられている。スペイン『カデナ・セール』が報じたとして同国複数メディアが伝えた。
ラ・リーガは今月16日に、アメリカとカナダでサッカーを推進するためにリーグ戦の公式戦を北米で開催することを発表。各国のスーパーカップなどが国外で開催されることはあるが、リーグ戦の国外開催は欧州で初の試みとなる。
その最初の試合として、来年1月27日に予定される第21節のジローナ対バルサ戦が選ばれたようだ。カタルーニャダービーであるこの試合は当初から国外開催に選ばれることが有力視されていた試合のひとつだった。リーガではすでに主催側となるジローナに提案を行い、回答を待っている状況だという。
しかし、日程面での懸念もある。ジローナ対バルサ戦の前後のミッドウィークには、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝の1stレグおよび2ndレグの開催が予定されていることだ。ジローナとバルサのどちらか一方または両方が国王杯で勝ち進んでいたとすれば、過密日程の中で長距離移動を強いられることになる。
選手協会からはリーグ戦の国外開催自体に強い反発があることも報じられている。このまま開催が決定されることになるのだろうか。
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