メルボルン・ビクトリー戦で2ゴールを記録した関谷祐【写真:Getty Images】
オーストラリア・FFAカップのベスト16の試合が行われ、APIAライカード・タイガースがメルボルン・ビクトリーを3-2で下して準々決勝進出を決めた。本田圭佑のデビューが期待された試合となったが、主役となったのは別の日本人選手だった。
先週からメルボルン・ビクトリーに合流し、この試合で公式戦デビューを飾る可能性もあった本田。試合前には背番号が「4」となることも発表されたが、結局ベンチ入りメンバーから外れてデビューはお預けとなった。
試合ではAPIAに所属する25歳の日本人MF関谷祐が躍動。2ゴールを挙げる活躍を見せ、2部にあたるリーグで戦うAPIAが昨季のAリーグ王者を破る番狂わせの立役者となった。
豪誌『インサイド・スポーツ』は試合後の関谷のコメントを伝えている。「2点決めたなんて信じられません。とにかく1点目を決めて、他のことは何も考えていませんでした」と興奮する様子を見せた。
「APIAの歴史に残ることだと思います。試合前にはみんな、歴史を作るんだと言っていました。僕にとってAリーグのチームと対戦したのは初めてなので大きな勝利です」
心待ちにしていた本田との対戦は幻に終わった。「(本田が)ここに来てほしいと思っていましたが、残念です。会いたいと思っていますが、僕にはどうにもできないことですので。次はいつか会えることを願っています」と本田についてコメントしている。
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