天津権健に所属するアントニー・モデスト【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの天津権健に所属する30歳のフランス人FWアントニー・モデストが、ついに国際サッカー連盟(FIFA)に助けを求めたようだ。21日に独紙『ケルン・シュタット・アンツィンガー』が報じている。
同紙によると、モデストに対してフランス、ロシア、サウジアラビアからオファーが届いており、ドルトムントも興味を示しているという。同選手も移籍を望んでいるが、天津権健は移籍を認めていない。8月31日の移籍期限までに退団することを目指し、モデストがFIFAに紛争の仲介を依頼したという。
モデストは2016/17シーズンにケルンで公式戦45試合に出場し34得点6アシストを記録。興味を示した天津権健と交渉を開始したが、突如ケルンが「交渉打ち切り」を発表。移籍破談になりかけたものの、再び交渉を再開し移籍金3570万ユーロ(約46億2000万円)で天津権健に加入した。家族をドイツに残し、単身で渡ったことで中国での生活は難しいものになっているようだ。
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