ペルー【写真:Getty Images】
ペルーで行われたカップ戦の試合中に、2年間にわたって他人の身元を騙って“なりすまし”していた選手が警察に逮捕されるという前代未聞の事件が起きた。英紙『デイリー・メール』などがペルーでの報道をもとに伝えている。
騒動が起きたのはペルーカップのスポルト・ウアンタ対ウニオン・キンビリの試合。ホームのウアンタが2-0でリードしていた試合中に警察がピッチ上に立ち入り、キンビリの選手であるセサル・モンタルボを拘束した。
報道によれば、このモンタルボは実際にはホセ・アントニー・ラライン・コントレラスという別人。2年間にわたってモンタルボの「身元を盗んで」なりすましていたことが逮捕理由だという。
会場が大きな混乱に包まれる中、モンタルボを名乗るコントレラスは警察に連行されていった。交代選手を投入できるかどうかなどをめぐる紛糾の末、キンビリ側は試合を放棄し、ウアンタの勝利が決まったと報じられている。本物のモンタルボがどうしているのかなどの詳細は伝えられていない。
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