ヘントの久保裕也【写真:Getty Images】
ベルギー1部のヘントに所属するFW久保裕也は、ドイツ1部のニュルンベルクへの移籍が決定的になったとみられている。独紙『ビルト』ではスイス時代の久保をよく知る記者にインタビューを行い、ドイツのファンに久保を紹介している。
久保は2017年1月にスイスのヤング・ボーイズからヘントへ移籍。過去2シーズンは主力選手の一人としてプレーし、今季も開幕から2試合に先発出場していたが、1年間のレンタルでニュルンベルクへ移籍することが濃厚になったと現地メディアで報じられている。
ニュルンベルク移籍の正式決定を前に、『ビルト』はスイスのジャーナリストであるアレックス・トルンツ氏に久保についての話を聞いている。ヤング・ボーイズで3年半プレーした久保について、「ほとんどがポジティブな思い出ばかりだ。彼は短い時間で大きく成長した」と同氏は振り返った。
2017年1月に400万ユーロ(約5億円)弱でヘントに移籍した久保には「それだけの価値があったと思う」とトルンツ氏。「最初は控えだったが、徐々にトップレベルのパフォーマンスを見せるようになった」と評価している。
久保のプレーについては「非常にスピードと柔軟性があり、予測不可能な選手。ピッチ上でクレイジーなことを見せてくれることもある」と評しつつ、「効率性は不足していた」「簡単なゴールチャンスを逃すこともあれば、より難しいチャンスを見事に決めることも多かった」と記者は語った。
久保は今週末にはドイツに向かい、移籍に向けたメディカルチェックを受けると見込まれている。かつて長谷部誠や清武弘嗣などもプレーしたクラブへの加入が決まることになるのだろうか。
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