ベルギー代表のロメル・ルカク【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドに所属する25歳のベルギー代表FWロメル・ルカクが、EURO2020終了後に代表引退すると宣言した。その理由について、16日に英メディア『voetbalkrant』が報じている。
4年後のカタールワールドカップも目指せる年齢のルカクだが、27歳の若さで代表引退する計画であると明かした。同紙によると、それに至った4つの原因があるという。
1つ目は、ベルギー代表に対するフラストレーション。始まりは、マルク・ヴィルモッツ氏がベルギー代表を率いていた2012年から。当時、ルカクはヴィルモッツ氏と仲が悪く、「自分を呼ばないでほしい」とも語っていた。ヴィルモッツ氏が解任されるまでの4年間、ルカクはベルギー代表で不満を募らせていたようだ。
2つ目は、ファンとの関係。あまりにも要求度が高いため、小さなミスでも批判の的に。人種差別の標的になったこともあり、ファンとの関係をあまり良いようには捉えていないようだ。
3つ目は、長い代表経験。ルカクは16歳の時、2010年3月に行われたクロアチア戦で代表デビューを果たした。現在25歳ながら、すでに通算75試合に出場し40得点を記録している。今やチームに欠かせない選手となったが、それゆえに責任が重くのしかかってくる。
4つ目は、世代交代。“ゴールデンエイジ”とも称される現在のベルギー代表だが、2年後には代表引退する選手も出てくる。同時に若手選手の台頭もあり、メンバーが大きく変わる局面で自分も退くことを考えているようだ。
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