バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督【写真:Getty Images】
スペイン・スーパーカップの試合が現地時間12日に行われ、バルセロナがセビージャに2-1の勝利を収めた。この試合ではEU外外国人枠の扱いが物議を醸していたが、大きな問題には発展することなく収束している。
スペインサッカー連盟(RFEF)は試合前日の11日に、今回のスーパーカップの規定についてひとつの発表を行った。EU外外国人枠の起用が3人までとなる通常の公式戦とは異なり、無制限の起用が可能だというものだ。
セビージャ側はこの突然の発表に反発。バルサが3人を超えるEU外外国人選手を出場させた場合には法的措置も辞さないとの構えを取っていた。
バルサはモロッコで行われたこの試合にメンバー全員を帯同させ、その中にはEU外外国人選手4人が含まれていた。だがMFアルトゥールが先発、MFアルトゥーロ・ビダルがベンチ入りする一方で、DFマルロンとFWマルコムはベンチメンバーから外れ、その時点で4人以上の外国人選手出場の可能性はなくなった。
放出が濃厚視されるマルロンはともかく、マルコムのベンチ外は意外でもあった。だがエルネスト・バルベルデ監督は、外国人枠の問題とは無関係な欠場だと主張している。「私が決めたことだ。厄介事を避けるためではない。到着したばかりの選手で、十分に準備ができていなかった」と試合後のコメントをスペイン『アス』紙などが伝えた。
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