プノンペンで記者会見に参加した本田圭佑【©HONDA ESTILO】
元日本代表MF本田圭佑が、カンボジア代表の実質的な監督に就任することが12日に発表された。2年間の契約期間中に、日本代表と対戦する可能性はあるのだろうか。
今月6日にはオーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリー加入が発表されていた本田。だがそのメルボルンに到着する前に、現役選手としてプレーしながら他国の代表チームを率いるという驚きの発表が行われた。
本田はオーストラリアで選手としてプレーしながら、週に一度のビデオ通話を通してカンボジア代表の仕事を行うことが見込まれる。国際Aマッチデーに行われる試合ではカンボジア代表のベンチに入ることになる。
日本代表とカンボジア代表は過去に4回対戦し、日本が4戦全勝を収めている。1970年代(当時の国名はクメール共和国)に2回の対戦があるほか、ロシアワールドカップ予選では2次予選で同じグループに入って2回対戦。2015年11月にアウェイで行われた対戦が、本田がカンボジアとの関わりを持ち始めるきっかけとなった。
両チームの実力差を考えれば、日本代表とカンボジア代表の親善試合が組まれる可能性は現時点では低いだろう。対戦があり得るとすればワールドカップ予選やアジアカップ予選などの試合となる。
前回大会と同じく、2022年ワールドカップアジア予選は2023年アジアカップ予選を兼ねることになる。現時点では組み合わせも詳細な日程も決定されていないが、日本とカンボジアがもし再び同じグループに入ったとすれば、本田の契約期間中の2019年から2020年にかけて対戦が行われることが見込まれる。
【了】