ニューカッスルの加入した武藤嘉紀【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグの移籍市場は8月9日に終了を迎えた。各クラブの補強の成果について英国メディアが診断を下している。
10日付英紙『ミラー』では、20クラブの補強をAからDまでで診断。早い段階から順調に大物選手を確保したリバプールと、最終日だけで5人を獲得するなどの積極補強を行った昇格組フラムが「A+」の最高評価を受けている。
同じく昇格組のウォルバーハンプトンと、ウェスト・ハムも「A」と高い評価。クリスタル・パレスとエバートンが「B+」、マンチェスター・シティ、レスター・シティ、バーンリーが「B」、チェルシーが「B-」で続いている。
日本代表FW武藤嘉紀を獲得したニューカッスルは「C-」と低めの評価。武藤については「ワールドカップで輝いた」としながらも、全体的にはラファエル・ベニテス監督にとって不満の残る移籍市場だったと評している。プレミアリーグの歴史上初めて「補強ゼロ」に終わったトッテナムも同じく「C-」という評価だ。
マンチェスター・ユナイテッドはさらに低く「D+」で、必要な補強が行えなかったとされている。ハダースフィールドとワトフォードがそれ以下の「D」で最低評価となった。
一方、『トークスポーツ』では20クラブを補強の成功度に応じて順位付け。ニューカッスルは11位と中位に位置し、「武藤嘉紀とサロモン・ロンドンは前線に賢い補強」と評されている。
こちらも1位に輝いたのはナビ・ケイタ、ファビーニョ、アリソンらの獲得に成功したリバプール。ウォルバーハンプトン、フラムがそれに続き、アーセナルも4位と高く評価された。最下位はボーンマスとなっている。
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