開幕前は不安も…
「学んだことはなかった」。マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督はプレシーズンマッチを終えたチームに対し苦言を呈していた。2012/13シーズン以降、リーグ優勝から見放されている名門クラブに対する不安は今シーズンも拭うことはできないのか。早くもそんな雰囲気が漂っていた中、2018/19シーズンの開幕戦、レスターとのゲームを迎えた。
マンチェスター・Uはこの日、4-3-3のシステムで試合に入った。メンバーにはアレクシス・サンチェスやファン・マタを始め、アンドレアス・ペレイラやフレッヂといった新戦力を起用。そして、当初はベンチ予想だったポール・ポグバはキャプテンマークを巻いてスタメン出場を果たした。
対するレスターはジェイミー・ヴァーディーや岡崎慎司といったメンバーはスタメンから外れたものの、ロシアワールドカップに挑んだハリー・マグワイアやケレチ・イヘアナチョといった選手が先発に名を連ねた。
試合開始のホイッスルが鳴ってからわずか3分、ペナルティエリア内でダニエル・アマーティーがハンドを取られ、マンチェスター・UがPKを獲得。これをポグバが冷静に沈めて先制に成功した。ホームチームは、緊張感漂う開幕戦で最高の試合の入りをみせたのである。
その後はレスターに押し込まれる時間帯が長く続いたが、ダビド・デ・ヘアの好セーブもあり、何とか前半を無失点で切り抜けた。