エムバペを越える新星も!?
ウィレム・ジウベル(モナコ、FW)
驚異のティーンエイジャーと呼ばれたエムバペの上をいく、リーグ・アン史上初の21世紀生まれプレーヤーとなったFWウィレム・ジウベルは、昨年9月、16歳になりたてでリヨンでプロデビューした。
その彼にこの夏モナコは、2000万ユーロ(約25億円)を投じた。彼を育てたのは、数多くのフランス代表選手を輩出している若手育成の総本山、リヨン。瞬間的な加速でディフェンダーの裏を抜き去り、一気にゴール前まで迫る姿は、まるでエムバペを見ているかのようだ。
父はオランダ人、母は中央アフリカ共和国の出身だが、フランス生まれのウィレムはU-16からフランス代表でプレーしている。協会はこの逸材を他国に手放したりは絶対にしないだろう。
レオ・グリフィス(リヨン、FW)
よくもジウベルを気前よく手放したと思ったら、とんでもない新星をイングランドからフリーで入手していた。さすがリヨンは抜かりない。
昨年、17歳にして飛び級でプレーしたイングランドのU-18リーグで20試合出場27得点。ゴール前に詰めるスピードに加え、足元のボール使いも実に器用だ。トッテナムのサポーターが放出に激怒したというのも納得である。若手を使うのがうまいリヨンなら、プロデビューのチャンスはすぐに訪れるだろう。
アブドゥライ・ダボ(ナント、MF)
ナントの育成所で育った生え抜きプレーヤーで、この夏プロ契約したばかりの17歳。地元クラブでボールを蹴り始めた6歳の頃から、加速のタイミングやポジショニングなど、あらゆることを本能的に知っていたと当時のコーチは振り返る。フランスU-17代表の監督は「ポグバとカンテを掛け合わせたような選手」だと描写する。これまたデビューが楽しみな将来性抜群のタレントだ。