リーグ・アン人気の回復へ。W杯優勝記念のイベントも開催
ワールドカップ優勝国フランスの国内リーグ、リーグ・アンの新シーズンが、8月10日に幕を開ける。
栄えあるオープニングマッチは、酒井宏樹が所属するマルセイユ対トゥールーズだ。翌土曜日は昨季準優勝のASモナコがナントに乗り込む。日曜の15時キックオフのデーゲームはリヨン対アミアン戦。そして、第1節のトリ、21時のナイトゲームで王者パリ・サンジェルマン(PSG)が登場する。対戦相手はカーンだ。
開幕戦では、イベントも企画されている。フランス代表戦士を祝うワールドカップ優勝トロフィーツアーだ。
まずトロフィーは10日にマルセイユの本拠地ヴェロドロームへ。ここにはスティーブ・マンダンダ、フロリアン・トーバン、アディル・ラミがいる。翌日はリヨンに移動してナビル・フェキルを讃え、日曜はパリに戻ってPSG戦でキリアン・エムバペ、プレスニル・キンペンベ、アルフォンス・アレオラを祝う。モナコだけ初戦がアウェーなため、ジブリル・シディベのセレブレーションは翌週に持ち越される。
プロリーグ協会も粋なはからいを、と思ったら、入れ知恵したのはどうやらリヨンのジャン・ミシェル・オラス会長らしい。リーグ・アンはスペインのリーガやイングランドのプレミアリーグなどと比べると人気度も低いから、あらためてワールドカップ優勝国であることをアピールする狙いもあるのだろう。
プロリーグ協会が発表した今シーズンのリーグ・アンのスローガンは、『 la Ligue des talents』だ。リーグ1はタレントの宝庫だぞ、と謳っている。
国内ではすでに超有名選手だったキリアン・エムバペも、この大会で全世界的に知名度が高まった。リーグ・アンは、彼のような将来有望なタレントを続々輩出するリーグなのだ。
このスローガンを証明するかのごとく、今シーズンはとりわけ面白そうな若手タレントが集まってきた。その中から、選りすぐりの6人をピックアップしてみたい。