リバプール、昨季は不運だった?【写真:Getty Images】
昨季のプレミアリーグで、審判のジャッジなどに関して「最も不運だったクラブ」はリバプールであり、公平なジャッジを受けていたとすれば4位ではなく2位フィニッシュが妥当だったという。米メディア『ESPN』が調査結果を発表している。
インテル社および英バース大学の協力を得て行われたという同調査では、3人のレビュアーが昨季の全試合を分析。計157の場面で、「運」が一方のチームに味方したと判断された。内訳は、オフサイドやファウルなどがあったにもかかわらず認められた得点が17点、PKを与えるべきだった場面が50、レッドカードが出されるべきだった場面が19などとされている。
その上で、それらの得点や退場などが正当に判定されていたとすれば試合の最終結果にどう影響したかのシミュレーションを行い、各チームが本来獲得すべきだったと考えられる勝ち点数が算出された。
その結果、「最も不運だったチーム」だとされたのはリバプール。昨季は勝ち点75で終了したが、本来は12ポイント多い87を獲得すべきだったとされている。
逆に「最も幸運だったチーム」はマンチェスター・ユナイテッドで、勝ち点は81ではなくマイナス6ポイントの75が妥当だったとのこと。首位マンチェスター・シティと3位トッテナムの順位は変わらないが、ユナイテッドの2位とリバプールの4位は、「運」の影響がなければ本来は逆であるべきだったという結果となっている。
アーセナルは勝ち点8のプラスが妥当だとされており、チェルシーを抜いて5位となる。下位では、19位で降格したストーク・シティは本来残留すべきであり、16位だったハダースフィールドが降格するのが妥当だったという結果が導き出されている。
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