元ミランのカカー氏【写真:Getty Images】
クラブOBのレオナルド氏とパオロ・マルディーニ氏がフロント入りしたミランだが、さらにカカー氏も加わることになるかもしれない。6日付伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
アメリカのヘッジファンドであるエリオット・マネジメントが新オーナーとなったミランは、先月25日にレオナルド氏のスポーツディレクター(SD)就任を発表。鹿島アントラーズでのプレー経験もある元ブラジル代表であり、ミランでは現役時代にプレーしたほか、監督を務めたこともあった。
さらに今月5日、クラブのレジェンドであるマルディーニ氏も9年ぶりのミラン復帰を果たすことが発表された。同氏はストラテジック・ディベロップメント・ディレクターの役職に就任している。
レオナルド氏は6日の会見で、同じく元ミランの名選手であるカカー氏もフロント入りの可能性があることを示唆した。「リッキー(カカー)はここに来たいという意志を表明している。どういう形かは分からないが、クラブ役員の仕事を学びたがっている。9月にはここに来ると思う」と同氏はコメント。だが「具体的な役職があるわけではない。タダで学びに来る」とも話しており、クラブ役員就任という形ではないかもしれない。
カカー氏は2003年から2009年までミランで活躍し、2007年にはバロンドールも受賞。その後レアル・マドリーを経て2013/14シーズンにも再びミランでプレーした。アメリカのオーランド・シティで3年間プレーしたあと昨年末に現役を引退。その時点でミランからフロント入りの誘いを受けたとも報じられていた。
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