上海申花に所属するデンバ・バ【写真：Getty Images】
現地時間5日に中国スーパーリーグの試合が行われ、上海申花は長春亜泰と対戦し1-1の引き分けに終わった。この試合中、上海申花に所属する33歳の元セネガル代表FWデンバ・バが相手選手から人種差別的な発言を受け激怒する場面があったと、5日に英紙『サン』が報じている。
問題のシーンは試合開始して78分。プレーとは関係ないところで、デンバ・バが長春亜泰に所属する中国人MFチャン・リーの胸ぐらを掴んで激怒する様子がカメラに収められていた。
試合後、上海申花を率いるウー・チングイ監督は「中国スーパーリーグには多くの異なる肌の色の選手がいる。我々は相手を尊重すべきであり、差別してはならない。今は冷静でいられない。選手に対する尊敬の欠如はとてもショックだ」とコメントしている。
同紙によると、チャン・リーはデンバ・バに対して「You Black」と何度も叫んでいたとのこと。なお、この問題に関してチャン・リーと長春亜泰には多くの批判が寄せられており、懲戒処分を求める声が広がっている。
デンバ・バは2016年、上海上港との試合中に中国人DFスン・シャンから悪質なタックルを受け、足が折れ曲がる大怪我を負った。選手生命に関わる大怪我だったが、賢明なリハビリにより復活。トルコのベシクタシュやギョズテペを経て、今夏から再び上海申花でプレーしている。
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