メルボルン・ビクトリー加入が決定した本田圭佑【写真:Getty Images】
オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーは6日、メキシコのパチューカを退団してフリーとなっていた本田圭佑との契約を交わしたことを発表した。
メルボルン・ビクトリーは、2005年に開幕したAリーグで最も成功を収めてきたクラブ。これまでの13シーズンで最多の4回優勝している。2017/18シーズンにも3年ぶりの優勝を飾った。
この結果により、メルボルン・ビクトリーは2019年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得している。ACLは日本など東アジア諸国のリーグと同じく春秋制だが、Aリーグは秋春制で開催されるため、シーズンを終えた時点で約1年後のACL出場チームが確定することになる。
Aリーグ優勝チームはグループリーグからの出場となるため、メルボルン・ビクトリーは東地区の4グループのいずれかに入る。同じグループでJリーグのチームと戦うことになるかもしれない。
日本勢4チームがグループリーグ出場権を獲得すれば、いずれかのチームがメルボルン・ビクトリーと同グループに入ることは確実。だが、これまで「3+1」だった日本の出場枠は来季から「2+2」に減少している。今季J1の3位チームだけでなく、2位チームもプレーオフを戦ってグループリーグ出場権を獲得しなければならない。J1優勝チームと天皇杯優勝チームはグループリーグから出場する。
昨年12月のFIFAクラブ・ワールドカップでは本田の所属するパチューカが浦和レッズと対戦する可能性もあったが、浦和が準決勝進出を逃して実現しなかった。来季ACLでは本田が初めて敵としてJリーグクラブと戦う機会があるかもしれない。
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