アーセナルのウナイ・エメリ監督【写真:Getty Images】
アーセナルは、本職の「左サイドバック不在」でプレミアリーグ開幕を迎える危機に立たされている。英紙『デイリー・メール』が4日付で伝えた。
現地時間3日に行われたインターナショナルチャンピオンズカップの試合でチェルシーと対戦したアーセナルだが、この試合でボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツが負傷。左膝を痛め、8週間から10週間の離脱を強いられるという見通しが発表された。
さらに、同じく左サイドバックの候補となるスペイン代表DFナチョ・モンレアルも負傷を抱えている。重い怪我ではないようだが、来週末のプレミアリーグ開幕に間に合うかどうかは定かではない。
4日に行われたラツィオとの親善試合では、20歳の若手エインシュリー・メイトランド=ニールズが4バックの左サイドに起用されていた。昨季も左ウイングバックで何度かプレーしていたが、本来のポジションではない。
「ナチョは負傷を抱えて戻ってきた。大きなものではないが、膝にちょっとした問題がある」とウナイ・エメリ監督はモンレアルの状態についてコメントしている。「ナチョがプレーできれば完璧だが、そうでなければエインシュリーにもチャンスがある」と見通しを述べた。
12日に行われるプレミアリーグ開幕戦でアーセナルが対戦する相手は王者マンチェスター・シティ。ラヒーム・スターリングや新加入のリヤド・マフレズなどを相手に、左サイドで厳しい戦いを強いられることになるかもしれない。
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