U-21日本代表を率いる森保一監督【写真:松岡健三郎】
日本サッカー協会(JFA)は3日、今月14日に初戦を迎えるアジア競技大会に臨むU-21日本代表メンバーを発表した。
グループリーグ第1戦と第2戦が中1日となっているなど、過酷な日程や気候とも戦わねばならないアジア大会。森保監督は「東京五輪に向けていいシミュレーションになる」と語り、「1試合も多く戦うということ、頂点を立つことを目標にやりたい」と優勝を目指す意思を明確にした。
東京五輪は日本にとって自国開催のため、予選が免除される。だが、「世界の大会に参加していくことを考えると、育成年代のところでは、(アジアで)ベスト4以上が世界につながっていく。そういう捉え方で大会に臨むということは私自身いつも考えています」と森保監督は述べ、アジア大会でも準決勝進出が最低限のノルマになるとの認識を示した。
「アジアを突破するのは非常に難しいことですし、世界を戦うことを常に考えていきたい」と森保監督。アジア大会にはソン・フンミンらオーバーエイジの選手を擁する韓国や、イラン、サウジアラビアなどワールドカップにも出場した国々も出場する。そして日本がU-21代表なのに対し、多くの国は2歳上のU-23代表で臨んでくる。難しい条件が揃っている中で、東京五輪に向けてポジティブな収穫を得たいところだ。
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