アクセル・ヴィツェル【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグ天津権健に所属するベルギー代表のMFアクセル・ヴィツェルのボルシア・ドルトムント移籍がここに来て不成立に終わる可能性が出てきた。
先月29日、ベルギーメディア『RTBF』はヴィツェルが30日にドルトムントのメディカルチェックを受ける事になると報じていた。しかし1日付けの独紙『レヴィアシュポルト』によるとヴィツェルはメディカルチェックに現れなかったと伝えている。
また独紙『ビルト』ではドルトムントは2000万ユーロ(約26億円)の移籍金を支払うことになるとも伝えていたが、『レヴィアシュポルト』では天津権健は移籍金の額に満足していないと報じている。
天津権健のパウロ・ソウザ監督は中国メディア『CGTN』で「私はヴィツェルの移籍について本人からもクラブからも何も聞いていない」とコメントしている。さらに「彼の契約に契約解除条項も含まれている事は知っている。しかしこれは移籍市場が開かれている間だけ有効だ。中国の移籍市場は間もなく終わるから移籍が成立する事はないだろう」と見解を述べている。
一時は契約直前まで進んでいたかと思われたヴィツェルのドルトムント移籍はこのまま破断してしまうのだろうか。
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