サミル・ナスリ【写真:Getty Images】
31歳の元フランス代表MFサミル・ナスリに科されていたドーピング規定違反の出場停止期間が当初予定されていた期間よりも延びて、最終的に18ヶ月に延長された。1日に英メディア『BBC』が報じている。
セビージャに所属していた2016年12月、ナスリはアメリカのロサンゼルスにあるクリニックにおいて静脈内点滴の治療を受けた。その治療内容が、世界アンチドーピング機関(WADA)の規定に反するものだったとされている。
WADAの規定では、手術などの正当な理由がない限り、点滴は6時間で50mlが上限とされている。だがナスリがクリニックで受けた静脈内点滴では、栄養を含んだ滅菌水500mlが体に入れられたとのことだ。
ナスリはセビージャへのレンタルを終えてマンチェスター・シティへ戻ったあと、昨年夏にトルコ1部のアンタルヤスポルへ完全移籍。だが1月末に契約を解消して退団し、現在はフリーとなっている。
同メディアによると、出場停止期間は2017年7月1日から開始となるため、2019年1月まで有効となるという。ただし、今年11月からトレーニングに参加することは可能なようだ。果たして、再びプロサッカー選手としてプレーする日は訪れるのだろうか。
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