マンチェスター・ユナイテッドのアントニー・マルシアル【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのフランス人FWアントニー・マルシアルは、クラブの許可を得ることなくプレシーズンツアーを欠席したとして、巨額の罰金処分を受けることが見込まれている。英紙『デイリー・メール』などが伝えた。
ユナイテッドは新シーズンに向けた準備の一環としてアメリカ遠征を行っていた。だがマルシアルは7月19日と22日に行われた親善試合に出場したあと、インターナショナルチャンピオンズカップでは7月25日のミラン戦にベンチ入りしたが、その後のリバプール戦、レアル・マドリー戦ではベンチにも入っていなかった。
報道によれば、マルシアルは第2子の誕生に立ち会うため遠征を離脱してパリへ向かったという。だがその後も予定通りにチームに戻らず、8日間にわたって練習および試合を欠席することになった。
マルシアルに対しては、無断欠席のため給料2週間分の罰金処分がクラブから科される可能性があるとみられている。週給9万ポンドを稼いでいるとされる同選手への罰金は18万ポンド(約2600万円)が見込まれる。
2015年に10代選手としては当時の史上最高額となる移籍金でユナイテッドに加入したマルシアルだが、ジョゼ・モウリーニョ監督のもとで先発メンバーを外れることも多く、6月には代理人が移籍を希望していると話していた。現在も移籍を望んでいるとみられており、今回の一件も去就に影響する可能性があるかもしれない。
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