リバプールに所属するナビ・ケイタ【写真:Getty Images】
リバプールに所属する23歳のギニア代表MFナビ・ケイタ。今やトップクラブでプレーする選手になったが、ここに至るまでにいくつもの困難を乗り越えてきたと30日に英メディア『フォー・フォー・トゥ』が報じている。
ギニアの貧しい家庭で生まれたケイタは、幼い頃ストリートでプレーしていたという。アカデミーで学んだこともなく、戦術的な知識も乏しかった。16歳の時、欧州行きに反対する親を説得してロリアンの入団テストに挑戦したとのこと。
その潜在的な能力に元ギニア代表MFパスカル・フェインドゥーノが注目しクラブに助言したが、実力が十分でないとしてクラブは聞く耳を持たず。ケイタは帰国することを余儀なくされたようだ。
そんな中、ディディエ・ドログバや松井大輔がプレーしたことで知られるル・マンがケイタに注目。クラブは財政的な問題を抱えていたこともあり獲得には至らなかったが、ル・マンの関係者がFCイストルのスカウトにケイタを推薦。FCイストルで入団テストを受けることになり、見事にプロ契約を勝ち取ったという。
その後、オーストリアのザルツブルクやドイツのライプツィヒと渡り歩き、今夏の移籍市場でリバプールに加入した。わずか5年前は無名のアフリカ人だったが、今やビッグクラブも注目するプロサッカー選手になっている。
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