FIFA【写真:Getty Images】
4年後の2022年にはカタールでワールドカップが開かれる。この大会における誘致で、カタールが主に誘致運動のライバルだったアメリカやオーストラリアの妨害工作を行なっていた疑惑が浮上した。30日に英紙『タイムズ』が報じている。
同紙は内部告発者によって、疑惑に関するメールなどを入手したと伝えた。情報によれば、カタールがライバル国のPR会社やジャーナリストなどを雇い、自国開催の誘致活動を妨害する批判的な情報を流させたとのこと。ワールドカップの選考基準において国民の支持が重要となるため、批判的な論調によって反対運動を誘発させたという。
これに対しカタール側は同紙の報道を全面否定している。また、英メディア『BBC』は英文化・メディア・スポーツ委員会のダミアン・コリンズ委員長のコメントを掲載。「適切な独立調査が必要であり、FIFAは起きたこと全てを明白にすべきだ」と発言したことを記している。2022年ワールドカップの誘致にはカタールやアメリカ、オーストラリアの他、日本や韓国も動いていた。
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