マンチェスター・ユナイテッドは、レスター・シティのイングランド代表DFハリー・マグワイアの獲得が困難なことから、新たなターゲットとしてバルセロナのコロンビア代表DFジェリー・ミナの獲得を検討しているとみられている。29日付英紙『デイリー・メール』が伝えた。

　マグワイアはロシアワールドカップでイングランド代表のレギュラーポジションを獲得し、攻守に活躍を見せて4位の好成績に貢献。昨年夏には移籍金1700万ポンド（約24億8000万円）でレスターに加入したが、わずか1年間で評価額は6500万ポンド（約95億7000万円）と4倍近くに急上昇した。

　その活躍にはビッグクラブからも関心が集まり、特にユナイテッドが獲得を強く望んでいるとみられていた。だがレスターは、FWリヤド・マフレズをマンチェスター・シティに売却したこともあり、これ以上の主力流出を拒む姿勢を明確にしている。

　そこでユナイテッドは、ミナにターゲットを切り替えることも検討しているという。今年1月に加入したバルサでは出場機会を得るのに苦戦したミナだが、ワールドカップではコロンビア代表の8強進出に貢献し、DFながらも計3ゴールという高い得点力も発揮してみせた。

　エバートンもミナの獲得を試みていることが報じられていたが、決定には至っていない。イングランドの夏の移籍市場はあと10日で終了を迎えるため、各クラブとも戦力確保を急ぐ必要がありそうだ。

【了】

『日本代表ロシアW杯ベスト16 メモリアル』緊急刊行！
ロシアでの「激闘を追体験」をコンセプトに日本代表の試合と選手を美麗な写真約250点を使って振り返る永久保存版のメモリアルな一冊。