元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏【写真:Getty Images】
エジプト代表の新監督候補に挙げられていた4人の中で、元日本代表監督であるハビエル・アギーレ氏の就任が有力な状況になったとみられている。サウジアラビア『アラブニュース』が29日付で伝えた。
エジプト代表はロシアワールドカップ終了後にエクトル・クーペル前監督が退任。同国サッカー協会は今月24日、新監督候補として4人をリストアップして検討を行っていることを公表していた。
候補の中にはアギーレ氏と、今年4月に日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏も含まれていた。その他の2人はコロンビアのホルヘ・ルイス・ピント氏とスペインのキケ・サンチェス・フローレス氏だった。
『アラブニュース』は、その4人の中からアギーレ氏が「ポールポジションに立った」と伝えている。早ければ今週にも就任が決まる見通しだという。
「彼は今後数日のうちにエジプトに到着し、交渉の最終段階に入る。何も障害が生じなければアギーレが任命されることになる」と関係者によるコメントが伝えられている。
過去にメキシコ代表やリーガエスパニョーラの複数クラブなども率いたアギーレ氏は2014年夏に日本代表監督に就任。だが翌年1月のアジアカップを終えたあと、スペインでの裁判問題により契約を解除された。その後は2015年夏から2017年までUAEのアル・ワハダで監督を務めていた。
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