アレクサンダル・ミトロビッチとサロモン・ロンドン【写真:Getty Images】
ニューカッスルが保有権を持つFWアレクサンダル・ミトロビッチは、フラムへの完全移籍が合意に達したとみられている。28日付英紙『デイリー・メール』が伝えた。
セルビア代表としてロシアワールドカップにも出場した23歳のミトロビッチは、2015年からニューカッスルに所属。昨季の後半戦は2部のフラムへレンタルされ、17試合で12ゴールを記録する活躍でチームのプレミアリーグ昇格に貢献した。
フラムは完全移籍でミトロビッチを獲得することを希望し、ニューカッスルと交渉を行っていた。移籍金2000万ポンド(約29億円)での取引が合意に達し、ミトロビッチは新シーズンもフラムでプレーすることが濃厚になったとみられている。
ニューカッスルは、ミトロビッチ売却を決めた上で日本代表FW武藤嘉紀の獲得に動くとも報じられていた。結局、ミトロビッチの完全移籍が決まる前に武藤獲得の合意が発表されたが、武藤としてはポジション争いのライバルになり得る選手が減る形となりそうだ。
しかし、ミトロビッチの放出が決まればニューカッスルは武藤以外にも新たなFWを補強するとの見方もある。『デイリー・メール』によれば、ウェスト・ブロムウィッチのベネズエラ代表FWサロモン・ロンドンの獲得に向けた交渉を行っているという。FWドワイト・ゲイルとのレンタルトレードの形が想定されている。
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