日本代表の新監督に就任した森保一氏【写真:松岡健三郎】
JFA(日本サッカー協会)は26日、都内某所で会見を行い森保一氏が日本代表新監督に就任することを発表した。
ロシアワールドカップにコーチとして帯同した森保監督は、前日本代表監督である西野朗氏について「一言で、全てがすごかったと思います。あの短期間でワールドカップに臨むということ。1ヶ月程度の、もっと短かったと思いますし、あの準備期間でワールドカップに臨むのであれば、普通であれば自分のやりたいことを選手やスタッフに詰め込んで、ワールドカップに臨むというようなことをする方が普通かなと思いましたが、西野さんはすごく我慢というか、見守ることができる人だと思いました」と述べている。
西野前監督は最終的に日本代表をワールドカップベスト16まで導いた。大会約2ヶ月前の急な監督就任だったにもかかわらず、チームを一枚岩にまとめた。本大会前は少なからず批判の声も挙がったが、日本国内を大いに盛り上げることに成功したのは間違いない。
「恐らくやりたいことはあったと思うが、その時に必要なことを選手に急かしたりするのではなく、チームとして短期間で成長するために必要なことを働きかけていくということ。一歩待ったりという部分はすごいと思った。普通だったらやってしまう、言ってしまうところを、選手達を尊重しながらやっていく。でも最後はコンセプトをしっかり伝えていくというのはすごいと思いました」とコーチとして間近で西野氏と選手の関係を見ていた森保新監督は述べている。
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