日本代表新監督に就任した森保一氏【写真:松岡健三郎】
JFA(日本サッカー協会)は26日、都内某所で会見を行い森保一氏が日本代表新監督に就任することを発表した。就任会見に臨んだ同指揮官は、日本らしいサッカーをベースに今後の日本代表に加えたい要素として以下のように述べている。
「速攻もできれば、遅攻もできる。ハイプレッシャーもできれば、自陣でしっかり守備を固めて相手が思ったことをさせないということもやりたい。色々な対応力を持った戦いをしたい。臨機応変に、状況に応じて勝つためにどうしたらいいか、流れを掴むためにどうしたらいいかということを、チームで判断して選手が判断できるようにやっていきたい」
また森保監督はワールドカップで20年ぶりの優勝を果たしたフランス代表を例に出し、「臨機応変と西野監督もおっしゃられていましたが、そこはもっと磨かなければいけないので、今後もやっていきたい。ワールドカップで優勝したフランスもそういう戦いをしていた。彼らには豊富なタレントがいて、攻撃でも自分たちがやりたいことを表現できるチームだったと思うが、準決勝で勝つためにベルギー相手に1点を先制しながら、守備だけにならず攻撃にも向いていく。勝つために、というのを世界と戦うためにやっていきたい」と話している。
日本らしいサッカーというのはこれまで何度も用いられてきたワードだ。具体的には縦に速く、ボールを保持しながら着実にチャンスを作るというもの。田嶋幸三会長は「多くの積み重ねてきた知識を表現する、日本のサッカーを表現するには国籍を問わないが、それに最もふさわしいのが森保監督だと思った」と改めて日本らしいサッカーを表現するにふさわしいのは森保新監督だと述べている。
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