日本代表監督就任が決まった森保一氏【写真:松岡健三郎】
日本サッカー協会(JFA)は26日、次期日本代表監督に森保一氏が就任することを発表した。「世代交代」を口にした新監督だが、あくまで実力社会であると述べている。
ロシアワールドカップでチームの平均年齢が高いことがたびたび指摘されていた日本代表は、主将を務めていたMF長谷部誠が代表からの引退を表明するなど、世代交代の波が押し寄せようとしている。
「世代交代」「年代間の融合」を一つのテーマに挙げた森保監督は、4年後を見据えて若手を積極的に招集していくのかという質問に対して、こう返答した。
「選手選考、世代交代に関しては、言葉ありきではなくて、この世界は競争がありますし、実力のある選手が生き残っていく世界。世代交代は行っていかなければいけないと思っていますが、私自身、年代間の融合をしっかり図りつつ、新しい日本代表を築き上げていきたい」
世代交代は「必ず必要になってくると思う」と森保監督。「ただ、ベテランを招集しない、若い選手に経験させるという意味で入れ替えるのではなく、経験を積んだベテランの選手たちが持っているものを次の経験の浅い選手に伝えてもらうということをA代表でもして、五輪代表の選手もA代表へ行くという選手もいて、新たに五輪代表に招集できる選手も出てくると思います」と語り、「そうなると、下の年代から五輪代表に引き上げて融合させるということ」につながると述べた。
A代表、五輪代表だけでなく、さらに下の世代とも融合したいと考えている森保監督。日本サッカー界全体の融合は可能だろうか。
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