エディンソン・カバーニがPSGからレアル・マドリーへ移籍か【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが、レアル・マドリーの補強候補になっているという。スペイン紙『アス』などが伝えた。
マドリーはユベントスへと旅立ったクリスティアーノ・ロナウドに代わる得点源を探しており、その過程でカバーニがターゲットになったようだ。PSGでゴールを量産する本格派ストライカーは昨季中に2020年まで契約を延長したばかりだが、クラブ側もオファー額しだいでは放出を認めると見られる。
PSGはブラジル代表FWネイマールや、フランス代表FWキリアン・エムバペの獲得に巨額を費やした影響で、UEFAが定めるファイナンシャル・フェアプレー(FFP)による制裁を受ける可能性がある。そのリスクを軽減する意味でも、カバーニならば売却に応じる構えのようだ。
昨季の公式戦48試合で40ゴールという高い得点率を記録したウルグアイ代表FWに対しては、移籍金1億ユーロ(約130億円)以下のオファーでもPSGは放出すると『アス』紙は見ている。やはりFFPの制裁リスクを抑えるためだろうか。あるいは不仲が噂された“王様”ネイマールとの関係を解決するためだろうか。
一方、マドリー側は給与面で予算を見直す必要に迫られそうだ。31歳のストライカーの得点力に期待して2年または3年の複数年契約を結ぶ意向だが、ネックになるのが年俸である。カバーにはPSGから年間1200万ユーロ(約16億円)にのぼる年俸を受け取っており、出来高払いのボーナスに関しても相当額を要求されるだろう。総額はC・ロナウドに匹敵する額になる可能性もある。
マドリーは新たな得点源を追い求め、カバーニ以外にもバレンシアに所属するスペイン代表FWロドリゴなど複数の選手をリストアップしているとされている。金銭面の問題がクリアされれば、実力でも実績でも抜きん出ているのはカバーニということになるだろうが、”白い巨人”の新エース探しは満足のいく結末となるだろうか。
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