バンクーバー・ホワイトキャップスに所属するアルフォンソ・デイビス【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンが25日、メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスに所属する17歳のカナダ代表MFアルフォンソ・デイビスを獲得したと発表した。
2023年6月までの契約を結び、11月に18歳の誕生日を迎えた上で2019年1月にバイエルンへ加入する。それまではバンクーバーに残ってプレーする予定だ。移籍金は明らかにされていないが、米メディア『ESPN』などの情報によれば、MLS史上最高額の1300万ドル(約15億円)になったという。
バイエルンのハサン・サリハマジッチSD(スポーツ・ディレクター)は「デイビスは非常に優れた才能の持ち主。わずか17歳で、将来を約束されている。すでに優れたスキルを持ち、トップクラブからの関心は尽きなかった。だから、デイビスがバイエルン行きを決断してくれてとても嬉しい」とコメントしている。
英紙『スカイスポーツ』によると、両親が第二次リベリア内戦から逃れた後、ガーナの難民キャンプでデイビスが生まれたという。デイビスが5歳の時に難民としてカナダへ移住。そこでサッカーに打ち込み才能を発揮。14歳でバンクーバーのユースに入り、15歳でトップチームへ昇格。さらに16歳でカナダ代表としてデビューを果たし、3試合で3得点決める活躍を見せた。
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