フランス代表のキリアン・ムバッペ【写真:Getty Images】
フランス代表としてロシアワールドカップで旋風を巻き起こした19歳のFWキリアン・ムバッペは、大会終盤に負傷したが、コンディションの不安を相手に悟られないようにしながら準決勝と決勝を戦っていたという。『フランス・フットボール』誌の23日付インタビューに語った。
ムバッペはワールドカップでチーム最多タイの4ゴールを記録し、フランスの20年ぶり優勝に大きく貢献。10代の選手としてはあのペレ氏以来となる数々の記録を残し、大会の最優秀若手選手にも選出された。
だが仏紙『レキップ』が21日に伝えていたところによれば、ムバッペは準決勝のベルギー戦の前日に背中を負傷していたという。シャワーを浴びていた際の体の動きが原因で、脊椎3ヶ所を痛めたとされている。
ムバッペは負傷していたことを認めつつ、「何より大事なのは、相手にバレないことだった」とコメント。「そこを利用され、狙われることになっていたかもしれない。選手もスタッフもみんなそのことを隠していた。決勝もそうだった」と明かしている。
それでもムバッペはベルギー戦と、決勝のクロアチア戦にいずれも90分間フル出場。決勝ではフランスの勝利を決定づける4点目のゴールを記録してみせた。
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