パルマに所属するエマヌエーレ・カライオ【写真:Getty Images】
昨季セリエBで2位に終わり、セリエA昇格を果たしたパルマ。しかし、2018/19シーズン開幕を前にして所属選手の八百長が問題となり、勝ち点剥奪の処分を受けることになった。23日に伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
昇格が決まったのは2017/18シーズンのセリエB最終節。2位だったフロジノーネがフォッジャと引き分けたのに対し、パルマがスペツィアに2-0の勝利を収めたことで、パルマが自動昇格圏の2位に浮上してシーズンを終えた。
しかし、このスペツィア戦に関して疑惑が生じている。スペツィアの2選手が、パルマのカライオから試合4日前に「謎めいた」メールを受け取ったとしてイタリアサッカー連盟(FIGC)に訴え出た。
そのメールにはスペツィアの守備のプレーについての言及があり、「頑張りすぎないように」と持ちかけるような内容だったとされている。スペツィアはリーグ中位に位置し、昇格や降格とはすでに関係のない状況だった。
この問題をイタリアサッカー連盟が連邦裁判所に提訴。同メディアによると、裁判所は八百長があったと認定し、パルマに対して2018/19シーズンの勝ち点5剥奪の処分。カライオに対しては2年間の出場停止処分と罰金2万ユーロ(約260万円)の支払いを命じたという。
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