リバプールのロリス・カリウス【写真:Getty Images】
リバプールのGKロリス・カリウスは、またしても失点に繋がりかねない決定的なミスを犯したとして批判を受けている。一方で、同選手を擁護する声もある。
カリウスは昨季のチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリー戦で、直接的に失点に繋がる2つの大きなミスを犯した。その前のプレー中の接触で脳震とうを起こしていたことも明らかになったが、今季のプレシーズンでもミスを繰り返していることが話題となっている。
10日に行われたイングランド4部のトレンメアとの試合では、FKから正面に飛んできたボールをキャッチしそこねて失点。22日のボルシア・ドルトムント戦ではミスキックで相手にボールを渡してしまい、無人のゴールへとシュートを打たれたが、辛うじて枠外に外れたことで助けられた。
ドルトムント戦のミスでまたしても批判の対象となったカリウスだが、SNSで批判に反論。「他者の失敗や苦難を見つけて喜ぶ者たちへ。君たちに同情する。君たちの人生に何が起こったせいでそんなに怒りや憎しみを抱えているのだとしても、それが無くなって良いことが起こるように祈っている」とメッセージを投稿した。
一方、世界的GKであるポルトの元スペイン代表、イケル・カシージャスはカリウスを擁護している。「カリウスへの攻撃はいつか終わるのだろうか? 世界にはもっと深刻な問題がたくさんある。彼をそっとしておいてやれ」とツイッターで訴えた。
リバプールは先日、GKとしては史上最高額となる移籍金でローマからブラジル代表のアリソンを獲得した。カリウスの立場はさらに厳しいものとなるが、名誉挽回のチャンスはやってくるだろうか。
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