サガン鳥栖のフェルナンド・トーレス【写真:編集部】
【サガン鳥栖 0-1 ベガルタ仙台 J1第17節】
明治安田生命J1リーグ第17節の試合が22日に行われ、サガン鳥栖とベガルタ仙台が対戦した。
夏に加入した新戦力はこの試合から出場が可能。大きな注目を集める鳥栖のFWフェルナンド・トーレスはベンチスタートとなった。韓国の蔚山現代から鳥栖に復帰した豊田陽平や、ヴィッセル神戸から仙台に加入したハーフナー・マイクもベンチに控える。
前半を両チーム無得点で折り返し、後半開始からわずか4分あまりでトーレスにJリーグデビューの瞬間が訪れる。田川亨介との交代でピッチに投入された。
しばらくはなかなかボールに触れる形が生まれなかったトーレスだが、徐々にチャンスに絡みだす。64分には右からのクロスにヘディングで合わせて初シュート。71分には小野裕二とのパス交換からペナルティーエリア左サイドに侵入し、右足でゴール右を狙うシュートを放ったがGKの好守に阻まれた。
76分にはトーレスからの浮き玉パスを受けた吉田豊がゴール前に抜け出し、GKの頭上を抜くシュートを放つ。だがゴールライン手前で相手DFが追いついてクリアし、トーレスの初アシストはならなかった。
85分にはトーレスが右サイドから持ち込んでシュートを狙うが守備陣がブロック。直後の87分、先制ゴールはアウェイの仙台に生まれる。裏へ抜け出したジャーメイン良が右サイドからグラウンダーのクロスを入れ、最後は西村拓真が合わせてゴールネットを揺らす。ともに交代出場の2人が生み出した1点だった。
そのまま鳥栖は反撃ならず、前節の横浜F・マリノス戦に2-8で大敗していた仙台が完封で勝利。神戸のアンドレス・イニエスタと同じく、トーレスも日本でのデビュー戦は黒星で終えることになった。
【得点者】
87分 0-1 西村拓真(仙台)
【了】