ウサイン・ボルト氏【写真:Getty Images】
アメリカの2部リーグに相当するUSL(ユナイテッド・サッカーリーグ)のラスベガス・ライツは、元陸上金メダリストのウサイン・ボルト氏を選手として獲得することに意欲を見せている。米メディア『ESPN FC』が伝えた。
“人類最速の男”ことボルト氏は、昨年夏に陸上選手としての現役生活を引退したあと、プロサッカー選手を目指して世界各地のクラブでトライアルに参加している。これまで南アフリカやノルウェーのクラブ、ドイツのボルシア・ドルトムントで練習に参加し、現在はオーストラリアのセントラル・コースト・マリナーズでのトライアル参加に向けた交渉が行われていることが明らかにされている。
マリナーズでのトライアルが実現したとしても、選手としての契約が保証されるわけではない。一方で、アメリカからは熱烈なラブコールも届いている。
「彼は地球最速の男であり、世界のトップクラブでトライアルを行ってきた。アメリカの2部に来てプレーするというのは本格的にあり得ることだろう。USLのレベルで十分にやれると思う」とラスベガス・ライツのホセ・ルイス・サンチェス監督はボルトを評している。
監督だけでなく、クラブのオーナーもボルト氏の獲得に乗り気なようだ。「昨日オーナーから、チーム内に彼の場所があるかどうかと尋ねられた。もちろん右ウイングに置いてピッチを走らせたいと思う」と指揮官は起用に向けた構想を語っている。
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