森岡亮太、久保裕也、植田直通、遠藤航【写真:Getty Images】
浦和レッズに所属する日本代表DF遠藤航は、ベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)への完全移籍が基本合意に達したことが21日に発表された。ベルギー1部のクラブに所属する日本人選手はこの時点で7人目となる。
2017年1月にはFW久保裕也がヘントに加入。最初の半年で11ゴールを決める活躍でセンセーションを巻き起こした。昨季も2年連続の二桁ゴールを記録し、チームの主力として活躍を続けている。
2017年夏にはMF森岡亮太がワースラント=べフェレンに加入し、リーグ前半戦のMVPにも挙げられるほどゴールやアシストを量産。1月には国内最大の名門クラブであるアンデルレヒトへの移籍を実現させた。
J2のファジアーノ岡山でプレーしていたFW豊川雄太も今年1月にベルギーのKASオイペンへと移籍。当初はなかなか出場機会を得られなかったが、レギュラーシーズン最終節でハットトリックを達成してチームを1部残留に導き、最終的にはプレーオフを含めて12試合7得点の結果を残した。
日本企業DMMが昨年11月に経営権を取得したSTVVも積極的に日本人選手の補強を進めている。1月にはアビスパ福岡からU-21代表CBの冨安健洋を獲得。今夏にはドイツ2部のインゴルシュタットからMF関根貴大をレンタルで獲得したのに続いて、遠藤の獲得にも合意した。
ベルギーを欧州初挑戦の場所に選んだワールドカップメンバーは遠藤だけではない。鹿島アントラーズに所属していたDF植田直通も、セルクル・ブルージュへの完全移籍が今月17日に発表されている。
ベルギーでプレーする日本人選手たちは、年齢的にも今後の日本代表で中心となることが見込まれる世代。惜しくもワールドカップメンバー入りを逃した森岡と久保も、メンバーには入ったがロシアで出場機会のなかった遠藤と植田も、今後の代表入りを狙うその他の選手たちも、それぞれの成長が期待される。
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