浦和レッズからベルギーへ移籍する遠藤航【写真:Getty Images for DAZN】
J1の浦和レッズは21日、同クラブに所属する日本代表DF遠藤航がベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)へ完全移籍することが基本合意に達したとして発表を行った。
現在25歳の遠藤は2011年に湘南ベルマーレユースからトップチームに昇格。湘南での5シーズンを経て2016年に浦和へ移籍し、2年半で公式戦102試合に出場していた。2015年には日本代表にもデビューし、ロシアワールドカップ本大会のメンバーにも選出された。
「ファン・サポーターのみなさんには突然の報告になってしまい申し訳ありません。個人的にさまざまな思いがある中で決断させていただきました」と遠藤はクラブ公式サイトでコメント。「みなさんとは悔しい思いも多くしましたが、このチームでルヴァンカップ、ACL優勝を経験し、浦和レッズに関わるすべてのみなさまと喜びを分かち合えたあの歓喜の瞬間は忘れません」と別れの言葉を述べている。
ワールドカップ後のJ1再開初戦となった18日の名古屋グランパス戦では遠藤はセットプレーからのヘディングで2ゴールを挙げ、3-1の勝利に大きく貢献していた。22日にアウェイで行われるセレッソ大阪戦が浦和でのラストマッチになるとのことだ。
STVVは昨年11月に日本企業のDMMが経営権を取得した“日本資本”クラブ。今年1月にアビスパ福岡から移籍したU-21日本代表のDF冨安健洋が在籍するほか、今月10日にはドイツ2部のインゴルシュタットからのレンタルで元浦和のMF関根貴大が加入することも発表された。
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