日本代表前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏【写真:Getty Images】
日本代表前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が、アルジェリア代表監督に復帰する可能性はなくなったようだ。アルジェリアサッカー連盟(FAF)のハイレディン・ゼッチ会長が明らかにした。
ロシアワールドカップに向けて日本代表を率いていたハリルホジッチ氏だが、大会を2ヶ月後に控えた今年4月に電撃解任。予選を突破しながら本大会で戦えないのは2010年大会前に解任されたコートジボワールに続いて2回目となった。
今後の去就については未定だが、アルジェリア代表監督への復帰も選択肢のひとつだとみられていた。2014年ワールドカップでアルジェリア代表を率いてベスト16進出を果たしたハリル氏は、現在でもアルジェリア国民から強く支持されている。再就任に向けてゼッチ会長が交渉を行っていることが伝えられていた。
だがゼッチ会長は20日に、「ヴァイッド・ハリルホジッチがアルジェリア代表の次期監督となることはない。もはやその線は消えた」と発言し、交渉が破談に終わったことを認めた。『エンナハルTV』で語ったとしてアルジェリア複数メディアが伝えている。
ゼッチ会長はまた、現モロッコ代表のエルベ・ルナール監督を招へいする可能性についても否定。イラン代表を率いていたカルロス・ケイロス監督についても「接触したことはない」と関心の噂を否定した。
ハリル氏の去就は依然として未定のまま。韓国代表の新監督就任の可能性も噂されているが、新天地はどこになるのだろうか。
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