ポルティモネンセの中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のポルティモネンセに所属するFW中島翔哉は、強豪ポルトへの移籍が合意に近づいているとも報じられている。
中島は昨夏にFC東京から移籍したポルティモネンセでリーグ戦二桁得点を記録するなど主力選手として活躍。昨季ポルトガルリーグの“新発見”の一人して大きく評価を高めた。
そのパフォーマンスにはポルトガル内外の多くのビッグクラブも関心を示していると噂されてきた。国内の名門クラブであるポルトもそのひとつだ。
ポルトガル紙『レコルド』が伝えたところによれば、ポルティモネンセとポルトのクラブ間では中島の移籍についてすでに合意に達しているという。ポルトのセルジオ・コンセイソン監督から獲得へのゴーサインが出れば交渉が成立に向かう見通しだとされている。
だがポルトガル『ラジオ・レナセンサ』は、ポルティモネンセのロジネイ・サンパイオ会長が合意を否定したとしてコメントを伝えた。「クラブには公式なオファーは届いていない。移籍の時期によくある憶測だ」と会長は主張している。
同会長はさらに「12月末までは同じメンバーを維持したい」と主力選手の放出に否定的な様子。「契約解除金に達するオファーが届いたとすれば選手を引き留められない」と述べ、中島に関しては新たな契約解除金として定められる4000万ユーロ(約52億円)が提示されない限り放出に応じないという姿勢を見せている。
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